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平成14年度きすう議事録まとめ
第1回(5月30日)
◆「広島の人口移動から見た経済活性化への提言」
広島県立大学 経営学部 若井具宜 教授
人口の観点から広島をどうするかが、きょうのテーマです。
(1)まず経済のサービス化がどれくらい進んでいるか。昭和50年に家計の支出の内28.3%がサービスに対する支出でしたが、平成11年には40.9%になっています。では何が減っているかと言えば、洋服や日用品などの非耐久財が減っています。
(2)製造業においても、デザインや計算・情報収集を外注するなど、サービスへの支出が増加している。
(3)日本の人口の重心は、東へ、そして少し南へ移動している。
(要因)・農村から都市部への移動・東京と大阪の力関係変化…大阪の地盤沈下・北海道の人口減・沖縄の人口増
(4)過去5年間で人口が増えているのは、主に関東・中部・近畿圏と福岡、宮城県で、都市的な地域に集まっている。その他の県は、人口が減っている。サービスは在庫がきかないもので、サービスを受けたい人は都市へ行く。また、人が集まれば集まるほど、多様なサービスが受けられる。
(5)東京、大阪、名古屋の3大都市圏は、高度成長期(工業が支えた)に大きく転入超過した(第1次オイルショックまで)。次にバブルが崩壊するまでの間の中成長期(商業が支えた)に、都市部から都市部への移動が起きた。現在は、サービス業が支える低成長期で、大阪は昭和50年ころからずっと転出超過になっている。
(6)転出先として多いのは、東京都、大阪府、福岡県、広島県となっている。
(7)広島市は、平成11,12年と転出超過になっている。
(8)広島県も、同じく転出超過になっている。県として転入増は、滋賀県(大阪のベッドタウン化)、兵庫県(阪神大震災の復興)、沖縄県
(9)福岡県と広島県の転入率、転出率の増減は表裏になっている。福岡は炭坑閉鎖で人口減になった。そのころ広島は製造業が好調だった。福岡は危機感を持って商業に力を入れたのではないか。広島の人口が増加したのは、製造業が盛んなころだった。福岡県は他県から福岡市に来る人口が福岡市から県内に出る人口より多いが、広島市は県内から広島市へ来る人口より広島市から県外へ出る人口が多い。福岡県の方がダム効果大きい。
(結論)広島はサービス経済に適応していないのではないか。しかし、今後はサービスに生きる道を求めるしかない。例えばデザイン、設計、検査、情報などのサービスを近県に提供する。
技術やモノ作りに対する意識強い反面、サービスに対する意識が低い。昭和40〜50年代に行政が手を打っておくべきだった。生産性は満足度をコストで割ったもの。いまは、コストを減らす方向に行っているが、満足度を上げることで生産性を上げることも考えなければならない。
ドーム球場などコストの方へ目が行っているが、かなりの危機感を持つ必要があると思う。
◆意見交換
・まず、サービスの巾が広いので、サービスの内容を定義して話すべきだと思う。モノ作りは重要で、技術を活かすシステム作りがサービスのひとつではないか。誰が何かを結びつけることをやるべきではないか。サービス産業の繁栄には人口の厚みが必要なので、地域の人口を増やすことが大切。
・サービスとは、「タダ」という意味もあるが、サービス業というのはイコール第3次産業と言う場合もある。議論だけで進んでいないのは、実行していないからだ。手を打っていないから。
・2次産業から3次産業へ移行するという方が、すっきりするのではないか。就業者数を見てもそうではないか。
・日本では3分の2、アメリカは7割を越えている。誰でにでも出来るサービスは賃金が低い。
低所得層が多い。日本では、サービスが適正に評価されていないケースがある。サービスは人が集める場所で成立するので、人を集める仕組みを考えなければならない。金がかかるからドームをやめようではなく、ただならぬ決意でやらなければならない。新幹線を作った時も、岡山で止まったが、広島まで引っ張ってくることが出来たはずなのに、行政がやらなかった。
・電化のときも広島はそうだった。下関と岡山から始まって広島が最後になった。
・昭和初期の人口ベスト10に1県から広島と呉が入っていた。かつての栄光の歴史が打つ手を鈍らせたのではないか。観音の高架を見ればわかる。
・広島は自民党の市長がいないのだからできない。平和教育の呪縛がある教育の問題も大きい。
・中国のハルピンに行ったが、子ども達の目がいきいきしている。日本の子どもの目は死んでいる。最優秀教師賞の賞状が廊下に貼ってある。
・社会主義国ではサービスは生産と認めていない。ソ連では医者の地位低く、男性は少ない。医師、教師などはアルバイトしなければいけない。サービスを評価しないから、次の段階に行けない。
・広島市のホームページを見たら、「原爆」から始まり「観光」を探すのに苦労した。福岡は観光から始まる。外から来る人に対することを考えていない。
・広島は観光について「薄い」。
・広島のイベントのプロモーターは食えないからか少ない。広告のデザインに金を払うのは最近のことで、デザインはタダという意識だった。印刷のおまけのような扱いだった。サービスに対する意識が低い、ホームページのデザインにしても同じ。
・カープの試合観客数は平均で約12,000人。その中には、島根からバスでくる人も含んでいる。結果を考えたらどれだけ払えるか。デザインに金かけても同じだから、目立てばいいという考え。人口の厚みがなければ、文化的なもの育たない。
・サービスにお金を払う意識が低い。カープやサンフレッチェの試合にも人が行っていない。見に行ってよしという気風がない。カープやサンフレッチェの貢献度は大きいはず。
・新しい球場になったら、見に行くだけでも行ってみたいと思うはず。
・お客の満足度を上げることを考えるべきだ。
・広島の人は昔と比較してパワーがなくなった。土曜日が一番人が入る。近県からのツアーでもくる。
・ソフト会社でも地元企業ではなくIBMや東京の大手に頼む。地元の企業には頼まない。
・サービスは安心感に裏打ちされる。ブランドを買うのと同じではないか。
・行政にも広島の企業を育てる意思がない。
・地場のゲームソフト会社の売上は、4社で4000万円。トップクリエーターの年収は600万円。ほとんで食えない。それに人事管理が難しい人達で、納期に自信がない業界。
・役人は自分たちの仕事をやって済んだという意識を持っている。研究開発費の補助にしても、補助をつけたということで行政の仕事は終わっているという所に陥っている。
・行政の関与を減らさないといけないのに、一方で民間は「行政、やれ」と言う。役人は自己増殖し、制度も年々複雑にしていく。
・行政も業界の窓口とだけ話をして役所は仕事をしたと言っている。
・行政サービスは、売上がないから市場価値がない。
・我々の時代は博多から広島に何故広島は伸びるのか聞きに来ていた。でも行政はずーっと「原爆」だった。
・作るだけではなく、「あれもやります。これもやります。」と、サービス機能を投入しなければ商売がうまくいかなくなっている。製造業の怠慢ではないか。サービス業と提携するなど努力が雌雄を決するのではないか。2次、3次だけの区別ではなく、2次に3次を取り込んでいくことを考えることが大切。
・広島が衰退したのはマツダの失敗、製造業の研究開発ができなかった、ベンチャーを支えようという雰囲気がなかったと、横浜市立大の先生が言っていた。
・経済合理性の中で空洞化は、世の中が変わった結果当然のこと。無くなったものを補うことが大切。
・コーディネーター業務がいかに大切か。業態変化をいかにうまくやるかが大切。
・サービス機能を進化させ、ないところはどこかと組んでやることが結論か。
第2回(7月31日)
◆代表幹事との懇談
有澤代表幹事
「きのう経済4団体が貨物ヤードについて話し合いを持った。広島市にドームを作る財政的余裕はない。広島市は、財界が屋根付きを求めるなら金を出せと言いたいのだろう。財界が金を出せないのなら、口も出さないほうが良いのではないかと発言した。広島市はオープン球場ならカープは自信があるのだろうから、民間から案が出ればそれに乗ればよいのではないかと思う。市町村合併の動きが進んでいるが、今年の秋にも交付税の見直しなど行財政改革についての経済同友会の答申がでる。中央では道路はもういらないと言っているが、中央には中央の言い分はあるかも知れないが、ローカルにはローカルの言い分がある。同友会のスタンスは世直し的なもので、経済同友会は他の経済団体と違う。若い人の力で活性化して欲しい。」
◆意見交換
(人口問題について資料説明のあと)企業は人口増のために何ができるのか?
・生活者が多い地域に文化・文明は起こる。@300万人の生活圏…地域の雑誌が発行できる。Aオリンピックが開催できることで情報を世界に発信できる。JR呉線や可部線を浜田まで伸ばせば230万人の生活圏ができる。子どもを生んで育てることを考えよう。生活圏として学校の問題、女性が働きながら育児できるか、外国人も高校生まで広島で子どもを育てられるよう補正しなければならない。人口の厚みが必要だ。
・広大を東広島へ移転した時、東広島は広島の衛星都市だからひとつの都市圏だと言う人がいた。
・知り合いのお年寄りが、一戸建てから街中のマンションに引っ越した。買い物をする店や病院が近く住みやすいという理由から。しかし、住み易さだけを考えれば活力のない街になってしまう。若者が求めている猥雑さも含めて活力のある街づくりを考えなければ、企業の支店・支社はなくなってしまうだろう。
・週末に養児院の子どもを里親として預かっている友人がいる。子どもが既に大きくなっって改めてもう一度子育てに挑戦できる人がいるだろう。是非挑戦して欲しい。インフラが整備されて、独身者の生活が楽になっている。結婚させるためにも、この環境を壊すことを考えるべきだ。
・上野千鶴子さんは、日本は婚外子が少ないと言っている。婚外子が少ないし、加えて出生率が低いから、人口が少ない。アメリカや北欧は非常に多い。イタリアも日本と同じだが、イタリアは少子高齢化は全然問題になっていない。スウェーデンでは70年代に少子高齢化対策のために制度を変えたら、子どもが増えた。社会制度を変えることで良くなるなら、企業よりも社会がやる方が良いのではないか。
・日本の厚生労働省は、就業時間を減らすことだけを考えている。逆行しているような気がする。
・スウェーデンは消費税25%と、出口で税金をとる。日本の所得税は入り口でとろうとしている。高福祉の社会を作るには、国民が公平に税負担をしなければいけない。5%では低すぎる。戦後のフランスは、今の日本と同じく頽廃的で、ドゴールが大統領になって強いフランス作ると言って教育を変えた。その結果として、子どもが増えた。
・経済というのは人間社会の結果としてついてくるもの。人口問題で経済がおかしくなるということを憂慮しても仕方ない。いま6人で1人のお年寄りを支えているが、3人で支えなければならなくなる。その時には、支えられるものしか支えられない。その時にはその時のパターンができるのではないか。今から大変だ大変だと言うのは、近視眼的ではないか。
・経済に活力がないところに文化・文明は生まれない。
・商工会議所が外形標準課税の導入に反対しているが大きな疑問だ。
・会議所は、いまやることには反対だと言えば良い。
・消費税が悪いと思っている人は多くないのではないか。こういう議論は国会議員がすべきだ。「地力」から見て日本の人口はどれくらいが良いのか。「生めよ増やせよ」で良いのか。ノルウェーやニュージーランドは日本と同じくらいの国土で、人口は遙かに少ない。環境問題を考えたら、多くを捨ててしまうコンビニの弁当や環境問題としてノーネクタイなど考えるべきだ。
・いま日本中で2兆円の食事を捨てている。ホテルの料理など付加価値がついているから、高くなる。
・政治家は庶民の暮らしを分かっていない。自分たちが支持する政治家には庶民のことを考えろと言わなければ。
・同友会とはどういう会なのか。広島を商業都市にするのか工業都市にするのか?マツダがある内に企業を誘致すべきだ。例えば、呉でイージス艦を作って欲しいとIHIに申し入れた。一隻で1500億円の予算。2隻作れば、呉の街はすぐ生き返る。有事法案が通れば、空母を作ることも出来る。そうすれば呉の人口はすぐ増える。県は企業を誘致しようとしているが、我々がどう応援するかだ。広島は川が多いので、川を浚渫して川砂をいれると280億円かかると商社が試算した。孫を川で泳がせることができるリタイヤメント&コミュニティーにすることも考えられる。とにかく論点をはっきりすべきだ。経済団体はひとつになって、分科会を作ったほうが良い。
・子どもがいない社会に夢はない。子どもが少ないのは問題だ。私は母を在宅介護しているが、私自身も将来そういう状況になることもあると思う。
・広島の人口は増えた方がいいのは間違いないと思う。アメリカには子どもが多いが離婚も多く、虐待など家庭の問題多い。しかし、日本の家庭の問題はアメリカほど多くない。このモラル・倫理を壊さないように人口増やすことが大切。広島はかつて教育県と言われていたが、いまや単身赴任者が多い。手っ取り早く人口増やすには、よそから来て貰うことを考えなければいけない。
・家庭の収入は減り、家計の消費は減っている。当然、食費も減っている。しかし、相変わらず公共料金は高く、税金のウェートは高くなっている。その中で国民は子育てのために収支のとれた生活しなければならない。生活水準を下げることを考えなければならない。デフレで生活コストを下げても、心が豊かな生活ができるようにしなければならない。
・私の回りを見ると、独身者や子どものいない人は意外と少ない。友達に子どもがいないとかブームに流されているような人もいる。子どもがいる生活は楽しいよと知らせれば良い。
・新宿区は時間外保育を早朝・延長するなどし、住民が増えているという。自治体による住民の獲得の競争は始まっているのではないか。性風俗など子どもを育てる上での社会的な問題を取り除いて、子育てに不安のない社会にしなければならない。
・スーパーマーケットは24時間営業しているが、老人向けに作られた食品はほとんど売れていない。食品で高齢化対策をする必要はないのではないか。スーパーでは売上の2.5%は廃棄している。家庭でも約15%は捨てているというデータある。倹約が進むと捨てる部分は少なくなるだろう。広島県は出生率2.5で住みやすく安心して子どもを育てられるということを中心に据えてはどうだろうか。
・人はできるだけ多いほうが良いのではないか。宮島はどんどん人口は減っている。教育の問題が大きいと思う。未成熟な人が子どもを生んでも、躾や教育ができないのではないか、社会や地域の協力が必要だ。
・「物で栄えて心が滅びる時代」という言葉は、今を的確に表していると思う。子どもたちが理解できる教育や躾けができればと思う。一方で、成績のように点数をつけなければ分からない価値観もある。大切なスタンダードになる価値観を見つけなければ。
・いろいろな意見が出て3時間くらいになったが、このような会が肥やしになるのだろう。また出席したいと言うかも知れないが、宜しくお願いします。
・「男らしい女らしい」という問題は、男女社会共同参画という過渡期のものではないかと思う。教育を受けて一旦信じたことは、ずっと変わらない。行くところまで行かないと直らないのではないか。きょうの問題も、過渡期の問題ではないかと思う。きょうは幅広い意見が出て良かったと思う。
第3回(9月30日)
◆「広島……その魅力と実力」
小林 茂 氏(日本政策投資銀行中国支店長)
初めて広島に来たのは昭和37年で、それ以来何十回も遊びに来た。その都度色々なことなど感じたことをまとめた「広島の魅力と実力」について、安田女子短大で先日話したら学生たちは非常に熱心に聞いてくれた。東京1極集中−1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)が非常に強いが、それはごく最近のことで、100年前は全く違う状況だった。
いまの日本には大量な食べ残しがある。2000万トン(11兆円)、食料生産の30%が捨てられているのが現状です。100年以上前は食うに困る時代だった。江戸時代までの鎖国の時代、食料は自給自足で、人口は3000万人より増えることはなかった。明治以降になって状況は激変し、今日までに人口は1億人近く増えました。
江戸時代の状況と変りなかった明治6年の広島の人口は113万人で、中国5県には390万人日本の12%の人口がいました。近畿圏は466万人で14%、首都圏には352万人11%でした。九州は510万人、東北7県(新潟を含む)は495万人で、人口は全国的に散らばっていました。それは食料がある場所の近くに人間が住んでいたということです。新潟144万人、兵庫131万人、愛知122万人、そして広島が4番目でした。また主要都市で見ると、明治11年には広島市が7.6万人で6位、松江市3.6万人16位、鳥取市3.4万人18位、岡山市3.3万人20位と、中国地方の都市は上位にありました。また日本海側の都市が上位にありました。北回り船があったためだとはっきり分かります。人口配置は交通体系などの要因で、時代によって変わると思う。コストの中で輸送費が最も大きい。最近の高速道路問題はこれを無視した議論なので、高速があるところは良いが、ないところは困る。
明治初期まで広島は大きな都会だったと言える。地域は急に人口が増えたからといっても、歴史、文化、伝統は急に変わることは出来ない。広島は、人材や情報、技術が集まっていた場所で、単に中国地方初めての100万都市ではない。13ある政令都市で都市らしい都市は、東京、大阪、名古屋、京都と札幌、仙台、福岡、広島だと思う。例えば、千葉市はいなかの県庁所在地で福山級の町、川崎も同じ。人口が多いだけで拠点性がない。3大都市圏は過密だから、札仙広福は快適な住みやすい町だ。
札仙広福は、札幌以外は明治22年に同じように市制がしかれた。福岡は博覧会を何回もやってその度に大きくなった。まだまだ膨張している。人を呼んだ賑わいで大きくなったのではないか。広島は軍都としての技術力で大きくなったのではないか。仙台は岡山クラスの町で30万人の時代が長く続きました。合併に失敗したこともあってなかなか大きくなりませんでしたが、新幹線が開通して泉市を合併して一気に大きくなったのです。札幌は国策上できた街ですが、昭和15年に函館を抜いて大きくなりました。空知炭坑などが潰れて、人口が流れ込んだのが札幌なのです。工業は実際にありません。100万人を越えて吸引力が出てきました。北九州、神戸、京都を抜き現在186万人と5番目です。人口が100万人を越えると勢いが出る、そうすると色んな商売ができるのではないかと思います。
広島の特徴は、もっとも狭い場所にあること。海の中に作られ土地に制約がある。広島都市圏は、デルタ地区に都市があるのでコンパトにできている。中・東・西・南区で55万人。稠密な堅太りの町。中心部の魅力は大きい。中区の人口は12万人と港区とほぼ同じで、病院、デパート、県庁など歩いて行ける範囲に何でもありとても便利だ。何でもある日本有数の都会。気が付かないかも知れないが、紙屋町は濡れずにどこでも行ける。近郊を開発した他の都市はスラム化している。5B(橋、バス、支店、銀行、バー)が発達している。バスセンターは日に6000台のバスが出入りし、バス交通網が発達している。広島の支店は西日本への足場として西日本の中心だ。福岡、岡山の挟み撃ちになっているが、広島の拠点性を行かせるかがカギだ。富みが蓄積されているので、ほとんどの銀行の支店がある。札幌、福岡と同じくらい社交場がある。
設備投資はまだ伸びていることは、広島の製造業が強い証拠だ。都市交通基盤が充実している。
新幹線、新交通、3000m滑走路、都市鉄道・路面電車がすべて揃っているのは、札仙広福の中で広島だけ。コンパクトながら良い町だ。鉄鋼、自動車、造船などの産業が集積して、設備を大きくしすぎただけで、調整に時間がかかっているだけ。派生技術を持ったシェアトップ企業やオンリーワン企業が多い。ユニークで元気な企業が多い。人材が多いという歴史がある。圧倒的に大企業が大きく依存も大きく頼ってきた。製造業がバラエティーに富んでいるのもユニーク。「不況」というが、日本全体が80とすれば広島は95くらいではないか。サービス業が弱いのは、広島は企業が内製化していたのではないか。レストランは企業の中に食堂があり、デザインも大企業の中のデザイナーがいる。そういうものが企業から外に出て競争すれば、強くなるのではないか。
広島・宮島の宿泊客が350万人というのは函館並み。それもビジネス中心だろう。福岡には屋台がある。観光客の足をとめる美味しい食べものを作らなければならない。人をもっと呼ぼうじゃないか。私は、見る場所は宮島と原爆ドームだけではなく、ゆっくり来て欲しいと友達に呼びかけている。1泊2日で便利でよく歩ける町としてPRしてはどうか?抜群な水と緑の景観を売りにすべきだ。
最後に、県庁所在地の所得比較をすると大阪は31番目と低い。極端に言うと大阪市で商売することが間違いだ。高額所得者は、奈良や箕面や神戸などの周辺に住んでいる。大阪はスラム化している。工場は滋賀などに移っている。阪神、阪急、近鉄の旅客は2割減っているが、JRは米原・長浜−大阪間の旅客は増えている。大阪市が沈下する変わった現象が起きている。
◆意見交換
・国体で高知へ行ったが、車で広島から3時間で行ける。高知から同じ県内の中村まで行くのも3時間。行く人が少ないから致し方ない?潰れるまで飲ませる「もてなし」の精神は凄いと思う。来るのは当たり前という恵まれた状況に広島はあるのではないか。
・製造業はダメだと言われるが、鉄道関係はやはり日本ではないか。広島には新交通もあれば、路面電車はある、交通の見本市として売り込んで重厚長大をもう一度やればよい。
・設備を大きくしすぎただけだと思う。三菱三原などは大変忙しい。中国も発展すれば地下鉄が必要になるだろう。
・企業には余剰なもの3つある。人、モノ、有利子負債と言われている。変革を求められている。
・昭和60年より今は、物の生産は増えている。鉄鋼、セメント、自動車、住宅などの経団連産業は、投資をし過ぎてしまった。不況だと言うから、公共投資をしなければならない。長い目で見れば消費も上がっている。携帯関連なども小売りだから。
・造船も同じ失敗をしているのに、その後も同じことをやっている。
・17-18年周期ではないか。30才後半から中堅となりマネージメントに加わるが、50台後半で世代が変わると経験が伝わらなくなる。
・日産、トヨタが九州に工場作った。同じようにマツダも防府に作った。
・大企業は横並び志向が強い。ガソリンスタンドもそういう傾向が強い。
・大阪スラム化という話はあったが、広島の地価はどうなっているのか。広島の飲食は博多に比べても高いと思うが。
・広島の土地が高いのは、機能が集中して便利だから。札幌は安く、都心に住みたがらなく山手に住みたがる。仙台も都心は高くない。
・よそ者に対して、広島の飲食は、もてなしの気持ちがない。ソフトの部分をキャンペーンを作らなければならない。例えば、女子大生だけでも来られるような。
・コンパクトすぎるから、よそへ工場を作ると通勤が不便になる。300万人通勤圏人口にもっていかなければ都市の厚みや中枢性が出てこない。
・なぜ観光が遅れたか?「被爆都市」という売りが最大の欠点ではないか。核が無いことはいいとは分かっているが、平和公園の座り込みが結果的に観光客を遠ざけている。修学旅行生は通り過ぎるだけ。社会増が今回のテーマだが、転勤で来たサラリーマンは子どもを広島に連れてこない。札仙広福の中で、教育レベルが広島は低いのではないか。
・「山口遊学校」というキャンペーンやっている。島根もキャンペーンをやっている。広島は何かやっているのか?
・博多は屋台あり、夜が楽しいのではないか。夜楽しめる何かが必要だ。怖いイメージをなくしつつ。
・観光は作るもの。日本で一番衰退した観光地は紀伊勝浦。交通が発達しないから。逆に小樽、函館は発達した。
・テレビで広島と言ったら必ず原爆ドームが映る。何か原爆ドームに変わるものはないか。ことし初めてコンサートでビッグアーチを使いB'zとSMAPで5万人集まった。中国地方で5万人集めることできるのはビッグアーチだけ。いいものを呼べば人が来る。
・観光ソフトの組み合わせを考えれば、泊まる人が増えるのではないか。
・香港や函館は夜景がきれいだが、そういうものはどうか。
・スポレクには全国から1万人来る。自腹で来るので自由だから、事前の1日や終わってからも1日くらい余分に観光でえきる。観光案内をもっとやるべきだが、何もやっていない。
・県知事も市長も「広島に来て下さい」とテレビでいうべきだ。
・本通りは水曜日でも開いている店がある。旧勢力の店は相変わらず閉まっている。宮島も死んだような店がいっぱいある。町全体が現在進行形にしなければいけない。
・広島に来た人で、「飲食代や交通費が高い」と思う人が多い。このテーマは1500万人委員会で
もやる。広島の技術がどうなっているのか調べる必要がある。
第4回(11月25日)
◆「広島都市圏の交流人口増加への秘策」
河野 高信 氏(己斐商事椛纒\取締役・1500万人委員会委員長)
今年になって1500万人委員会という特別委員会を3回開催して、今まで勉強してきたことやこのようなものにしたいというラフなものを皆様にお示しした。来年3月にはまとめたものを出したい。1回目の会議では、大阪から香港政府観光局の池谷氏に来てもらい、「観光産業は基幹産業だ。観光促進には、いかに財源を確保するかがとても重要だ」と言われた。香港は中国返還後に観光客が激減したが、官民一体となってキャンペーンをして盛り返した。コンベンションビューローが大切。学会などの会議からは、観光の2倍の滞在期間と3倍の消費額が生まれる。一般の観光客は広告費が莫大にかかる割に少ないが、会議をターゲットにすれば費用対効果が非常に大きい。ブッシュ大統領も金大中さんも外国に行った時など自分の国に来てくれと積極的にPRをしている。そういうことを勉強させてもらい、広島県や広島市がどんな観光振興をしているかも勉強した。
広島県は、「ひろしま観光HOT7000」という平成11年に策定したアクションプランを持っている。現状分析はきめ細かくしている。(1)11の観光パターン(2)観光振興策…多彩な周遊ルートと滞在型機能強化で2008年までに入れ込み目標を7000万人とする。
広島市は、(1)6つの観光パターンと7つのデータ(12年度)を持っている。広島市は13大都市
で入れ込み13位等。(2)平成3年に「広島市観光振興ビジョン」が策定された。観光振興テーマ
…観光資源を生かして都市型観光を推進する。重点施策として「ゆかた祭り」等の10の観光振
興プロジェクトが決められたが、惨憺たる状況。目標設定もない。
札幌、仙台、福岡は広島より入れ込みが500万人多い。それほど都市型観光に差はないと思
う。広島には祭り・イベントは10もあるのに、平均31万人しか観光客が来ない。松江は平成13年で入れ込み500万人達成している。旧日銀松江支店に30万人、松江城26万人の来場がある。(入れ込み客1500万人を狙う私案)
(1) 光振興理念の再構築…商業的競争原理による魅力作りを常に継続する。大胆に民間活力を導入する。近隣地域と強者連合し、成功の条件に学ぶ。
(2) 観光振興テーマの再構築…ビジターズインダストリーとしての事業の成立を目指す。@しまなみ、松山、松江、宮島を観光圏として取り込む。Aもの作りの体験。Bすべての建物、、施設は、観光振興商業観光の視点で検討する。C「海に遊ぶ」を創造する。D人が集まる原理をすべての物差しとする。
(3) すべての観光振興施策の見直し
(4) 観光コンベンションビューローの体力・能力アップ施策
(5) 旧日銀跡地利用・広島城活用
(6) 広島ウィークス(仮称)
12月の観光客が落ち込む時期に、夫婦で1泊2食で1万円という料金設定。西日本の経済同友会にもPRに協力してもらう。来年実施し、平成17年のJRのデスティネーションキャンペーンにもつながる。
(7)中長期的な取り組み
・祭りの整備
・原爆資料館以外の集客施設
・宮島周遊道等
◆ 意見交換
・全国の中で行きたいというランキングで広島は40番以降だと聞いたことがある。国際平和文化都市という位置づけを考え直す時期ではないか。観光は県の場合、商工労働部の予算だが、農林や土木などと比べてたいした予算はついていない。行政をつつく必要がある。今後民間が行政に替わってやるから、予算を出せと言わなければならない。
・松江は旧日銀の建物を金をかけて改修している。こういう予算があるのだろう。
・江田島を是非コースに入れて欲しい。宮島から江田島へは船で行けばすぐ行ける。
・例えば江田島のショールームのようなものを市内に作る仕掛けができないか。
・関西の三都物語に対抗して広島・宮島・江田島の「三島物語」で行こうという人もいる。試験的にやった「瀬戸内お散歩クルーズ」はすごい人気だった。
・術科学校の受け入れ体制を整備してもらう必要がある。広島〜宮島〜江田島を全部回ると1
日近くかかる。夜は宮島に泊まってもらう。
・広島の食文化が、お好み焼きともみじ饅頭だけでは情けない。他に何か開発しなければならない。
・県と広島市とが共同して観光振興をやってもらうようにしてもらおう。
・広島市が、1500万人委員会の話を聞きに来た。広島市に良いとこ取りされても困る。
広島は振興策としてチヌを放流している。これを名産にできないか。
・ママさんスポーツの全国大会が広島でも数多く開かれている。全国から大勢が集まって来た人に飲食店のガイドブックを作って配ったら経済的に大きな効果出るのではないか。
・タクシーの運転手のマナーが良くない。長崎の運転手は親切だ。観光客には口コミが大きな影響を与える。
・ディズニーランドのように運転手にも試験をやるべきだ。
・コンベンションビューローが学会を誘致する余地はまだまだある。出島のメッセコンベンションをどうするか。土地や道路などに既に10年間で400億円以上の投資をしている。最初の
計画で15,000uだったものが9,000uになったことに対して経済界は文句を言ってもよいはずだ。
・平和都市だから出来ないという規制を止めなければならない。コンベンションビューローに予算をつけるなどの努力をしなければならない。
・平和はダイインなど何もしないのが「平和」という考えは間違っている。
・子どもの学力は46位まで落ちたが25位まで上がってきた。一方で国体の少年の部が41位になった。再来年4月東広島に160名の全寮制の男女共学の中高一貫のモデル校が出来る。
・市民が川に親しめるようなものにしなければならない。川が多くある広島は世界の中でも美しい。
・あれこれ市内観光していたら、夜泊まらせるようにしなければいけない。
・リーガや電気ビルなど上から見た時、川のライトアップしたらきれいになる。
・枠組みなど行政に変えてもらわないといけないことが沢山ある。
・川沿いで博多の屋台でラーメンを食べるような感覚で安く食べられるようにすれば。
・平和だけでは街作りがおかしくなるから他にも柱がいると整理して、県や市を巻き込んでいかなければいけない。
・広島城を活用する方法、規制を調べてみる必要がある。
・何でもいいから一つ決めて具体的に進めていくべきだ。その過程で県市が連携できるようになるかもしれない。人々が健康で働ける街づくりをしなければならない。物作りの体験という手もある。
・JTBではなく各地経済同友会にも協力を仰いでキャンペーンを進めたい。
第5回(2月6日)
◆テーマ1:「14年度検討課題まとめについて」意見交換
・今年度のテーマ人口増について、人口自然増を松田さんに、社会増を大野さんに、交流人口増を河野さんにお願いして、きすう会としてアウトプットをとりまとめて、最後にたとえ人口減になったとしてもというのを加えたいと思っている。行政的には、子どもが一気に増えるのは困るという意見もある。パラサイトシングルが増えているようだ。結婚して子どもを作ることが、社会を支え合うことだということが忘れられている。子どもを育てやすい環境があれば事例を紹介して欲しい。家事支援や残業をしない日を作るなど。社会増から言えば、転勤族の子どもの学校への受け入れなどがネックになっている。広島が2度と行きたくない町になっていないか。
・日本の人口は明治時代に6000万人だったものが100年で人口が倍になった。大学のゼミの先生に「結婚とは種の保存」と言われた。増やさないまでも同じものを継続しなくなれば、活力が失われていく。子どもを産み育てることを放棄したら、日本人そのものの活力が失われる。外国人労働者などが増えなければ先細りになる。一方で東京圏一極集中が進んでいる。品川駅と四国全体の駅の1日の乗降客が同じと言われている。地方は東京への人口供給基地ではない。地方都市として人口増は意地でもやらなければならない。広島生まれの人を増やすべきだ。
・いま女の子の出生率が上がっている。種の保存の法則ではないか。危機に面しているのではないか。家庭環境が変わってきている。親子の関係というより友達関係で父権が弱い。子どもに早くおとなになって自由になりたいと思わせるような家庭にしなければならない。
・会社と組合が一緒に何かを生み出そうという関係・社会に変わり始めている。フリーターが美化されるような時代ではなくなり、忘れられるようになるのではないか。戦後50年の清算をするときが来たと思う。結婚しないのがいいという価値観も変わると思う。生産者と消費者は裏表一体で同じものという考えだ。景気が悪いほうが適当な緊張感があって良い。昔は教師の給料の配分に差がつけられなかったが、最近はそうでもなくなりつつある。
・マスコミは民放労連が強くて、社員を評価してはいけないという人たちが報道する立場にあるのはどうか。
・成果主義の導入が遅れていることは事実だが、100時間を優に越える残業や番組に追われるなどの緊張感にはもの凄いものがある。
・その仕事が大好きだからみんな仕事をやっているのだろう。大好きだから徹夜も何も関係ない。嫌な人は辞めればいい。教師が自分は労働者だと言い出した時からおかしくなった。家族、親類、町、学校も子どもが多いほうが賑やかで良い。いきいきと働き生きられる町にしなければならない。雇用の場を作る必要性ある。
・人が増えるのに必要な生活しやすい環境を改めて検証したらよい。
・広島では20歳すぎの層がとても減っている。大学でよそへ行って帰って来られない。単純労働ではなく企業の判断部門を誘致しなければならない。
・労働集約型の層を増やさなければ、人口は増えない。
・サービス業従事者が増えている。モノづくり県としての支援策は多いが、高度な教育、医療、弁護士、会計士、デザイナーなど、製造業よりサービス業の支援もしたほうが良いのではないか。
・誰にサービスするのかを考えなければならない。弁護士などは企業や人が多くないと食えない。
・自分たちにできるのは、どんどん仕事をして雇用を増やす職業奉仕しかできない。
・首都圏に人が集まるのは何故か?そこから逆に地方がどうすれば人が地方に帰ってくるのか見えてくるものはないか?
・山手線の内側に広島の半分が入る。
・110q離れた群馬の前橋も東京の内だ。
・1人で暮らすことは、結婚しなくても平気だということと結婚して子どもができた時の居心地悪さとのバランスの上で成り立っているのか。スウェーデンではシングルマザーが50%以上いるが、日本はどうなのか。
・パラサイトシングルには税金をかけるなど、どうしても家を出るようにすべきか。日本はシングルマザーの率が低いのが問題。
・子どもを持った女性が独立するのは難しい。
・いまのパラサイトシングルは、親がかりのなかで独立していると思っている。いずれ社会保障を受けるなら当然高い税金を払わなければならない。
・広島は子育てに金がかかる、医療、美術館など子供の割引がないので広島に住みたくないと言う人多い。
・保育所を昼夜2交代でやるとかできないのか。
・学校が週休2日になったために鍵っ子が増えるので、土曜日に働く親が困っている。
・男女参画社会が教育に良いことなのか。母親が子供と一緒に生活することは大切だ。
・ことしの新入社員は25人のうち20人が女性で仕事に対する意欲がある。子供ができたときに難しくなる。
・2世帯住宅が増えている。お年寄りの介護と子供の面倒を見てもらいたいというお互いの思惑がある。
・日本の50年100年後を考えて子どもを作ろうとするか?日本人の危機感が足りない。育てやすいかどうかが問題ではないと思う。子供たちのためにという視点がなかった。日本のためにと思う危機感が足りないと思っていたが、人生の価値観がない。どうやったらそれを埋められるか。それは教育だと思う。
・道徳の教育などは法律でできると思う。
・きすう会では、人口増はこうあるべしというのをまとめて出したい。人口増は広島を元気にするためだ。
◆テーマ2「きすう会のあり方について」意見交換
・当初メンバーは50歳までということだったが、いまや平均年齢が上った。県や市の同じ年代にもコネクションを作った。若い人や支店長などが入った横断的な委員会が必要なのか。きすう会のこれからについて意見を聞きたい。
・ここに来ると貴重な意見が聞けてありがたい。経済同友会に入っても何も活動しないのはもったいない。若い人に声をかけているという印象はある。
・楽しい会です。
・半年以上来ていないのですが、偏った意見になると困る。文書にしてそれが外へ出ると困るので、使い分けがあったほうがよい。人によって見方違うのは勉強になる。年齢差がある経済同友会本体より出やすい。
・ひとつのテーマにいろんな意見があると思うので勉強になる。声をかければ出やすいと思うが、出席者がだんだん減ってくるのが残念だ。
・論点をしぼって話すことと県や市の人とわいわいがやがや話をすることをメリハリをつけてやったらどうか。
・こういう場所が経済同友会の中にあったほうが良い。半年ぶりでも行ってみようかという気になってもらうのは有り難い。
・きすう会のホームページあるが、日常的な連絡のためのメールを活用したい。
・個人消費が低迷しているというが、実態をつかんでいないのではないか。百貨店は専門店にとられて売上が落ちるのは当然なのに売上はそんなに落ちていない。携帯は個人消費の数字に入っていない。こんな実態に合っていないことが施策の根本にあるのなら社会はよくならない。マスコミの報道もよくない。
・1500万人委員会を立ち上げる時に入ってほしいという人が回りにいたので、経済同友会に入ってもらった。そういうイメージで会員増強ができるはず。開催日に誘い合わせてもらえば増えると思う。尾道、呉などからも出てもらうためにも週末、年に2〜3回やるのはどうか。
第6回(4月3日)
◆平成15年度きすう会運営案について
1.開催日時:きすう月の幹事会後 5月中旬総会 7月以降4回開催
2.場所:シサールまたはメルキュール、参加したくなる企画に基づく場所
3.内容:きすう会会員の所属委員会の関連事務報告
県、市、学識、支店長、支部若手、同友会会員、役員との意見交換、懇親
きすう会会員自身の企業活動を通じた卓話
それらの中から提言、意見広告など随時まとめる
4.「きすう会からのメッセージ」コンテンツ案
(1) とりまとめ
(2) 会議録 18〜22回までの発言内容のみ(発言者名は削除)
(3) 会議資料 岩井教授、小林支店長配布
(4) 関連記事 2003年元旦・中国新聞記事、中国論壇(勝矢、高橋、森信)
(5) 参考資料 各新聞記事、雑誌関連記事、信州経済同友会会報
(6) 会員名簿
について、世話人が説明
◆意見交換 テーマ:平成15年度のきすう会のあり方について
・何も言わなくても聞くだけのスペースがあってもよいのではないか?若手と言われると抵抗感があって出辛くなる。誰でもOKというでいいのではないか。
・誰もが出入りしやすい雰囲気が大切。支部の人にも声をかけたらどうか。
・交代会員や新入会員にも案内すればどうか。
・若い人が出る場がなかったから、「きすう会」ができた。
・発展的に次の段階に行くためには、「若手」という言葉ははずしたほうが良い。
・何を話すか、何を議論するかというテーマが大切だと思う。いろんな委員会があるが、隙間があるだろう。横に見てみたらどうだろうか。
・最初は、みなさんが順に話されて、それぞれテーマが絞られた。色んな意見があると思った。そういうやり方だと、何かについて意見をまとめるには難しい。ざっくばらんにわいわい話しあったほうが良いのではないかと思う。
・「きすう会」設立のきっかけは、田村特別顧問が、若い人が経済同友会に入っても居り場がないから、規律や規範を考える場を設けたらどうかということだった。
・最初は年代的なギャップがあったので、それを埋めるためではなかったか?
・今日まで続いたのは、場所としてみなさんの関心があったのだと思う。
・当初の目的は達成したと思うので、継続するには次の目的をはっきりさせて、どう運営するのか決めないといけないと思う。
・いろいろな意見が出るのが経済同友会なので、フォーマルではなく個人で話しができる場を作るのは意味がある。
・我々と一緒に経済同友会に入った人の中でも、幹事にならなければ活動の場がなくもう辞めていった人がいる。
・幹事会の講演などにオブザーバーとして聞くこともできないか。
・「きすう会」は、一定の目的を果たしたと思う。新入会員の親睦や支部会員との交流の場になったら良いのではないか。再度スタートしたらどうか。
・初期の目的については、去年3月にひと区切りつけて「きすう会のメッセージ」という形でまとめた。今年はテーマ性を出して「人口問題」を取り上げた。そして、15年度をどうしようかいう段階だ。森信さんも「広島県を考える委員会」の委員長となり忙しくなる。フラットな会が他にないので、あった方が良いと思う。短い議論の時間で、濃い内容をまとめるのは難しい。(島村)
・教育問題は大切だ。人口問題も重要な問題だ。
・経済同友会に入ったが何もないということで、この会が始まって20〜30人くらい集まった。
その後10数人になって定着した。そして、ある程度の成果が出た。広がりを出すには、これからのテーマではないか。得意なジャンルはいいが、不得意なジャンルは講師に来てもらって話を聞くとかすればいい。「きすう会」が経済同友会の勉強会としての役割や過去の提言を理解することの機能ができるのではないか。過去の代表幹事に話を聞いて刺激してもらってもいい。
・10年20年先のリーダーがこの会から出るのはすばらしいことだと思う。自由に勉強、交流すればいいのではないかと思う。それだけでも存在価値はある。
・「きすう会」で何かをまとめるということではなかったのではないか。
・何でもいいから自由闊達な議論できる場が必要だと思われたのだろう。規律・規範が嘆かわしい状態だから、多少とも取り戻せたらということだろう。人口問題も大切だが、規律・規範はもっと崇高な問題だと思う。議論には20人は多いから、1グループ7〜8人までだと思う。
・資本主義を享受しているが、その有りがた味が分かっていない。個人主義が確立していない民主主義はない。人間のエネルギーを引き出す社会であるために人間の暴走もある。その歯止めとして規律・規範がある。
・提言をするのが経済同友会の役目ではないか。
・テーマがあるなら、この指たかれ方式もある。
・哲学的な考えは大切だということは分かるが、いつまでも続けるのか?初期の目的を達成したのだから、方向転換するには別の切り口が必要だと思う。
・ことし提言を出された委員会の委員長さんに話を聞くのもひとつの手段として良いのではないか。広がりも作る。
・経済同友会の話を聞くのがおもしろいから入るという機能を強化すべき。
・今年はこんな問題があるという共有するテーマがあることが重要。
・提言はすべての会員に向けて発表すべきだ。
・40年史を見ると実行すべきだと書いているが、あまり踏み込んでいない。
・去年は「市町村合併を考える委員会」が出来るなど変わってきている。
・論壇に書けと言われて書いたのが、元旦の記事につながったと思う。アピールを続けることが大切だ。今までやってきたことを根気よく続けていくことが必要だ。もっと若い人に参加してもらうよう仕向けていかなければいけない。地場の若手に経済同友会に入ってもらっても、年上の人ばかりで幹事会などに出られない。
・会員増強のために経済同友会にこういう会があるという面でも、「きすう会」がアピールできる。
・地場企業の会を作ったらどうか?商工会議所にも支店長の会はあるが、地場企業の会はないのだから。
・地元の人で中央に顔が売れている人はいない。これからはそういう人が必要で、育てて行かなければいけない。
・「1500万人委員会」は初めて地場から声を上げて作ったものだ。「きすう会」での議論があったからだと思う。人口問題は反応がなかったが…。
・経済企画庁が、人口が減っても経済が伸びている国がないか調べたことがあるらしい。でもそういう国はなかったということだ。
・人口が減るのは仕方ない、成長には限界があるというという理論もある。
・100年続いた企業などは、右肩上がりばかり狙っていないということだろう。大企業でも個人保証しないといけない。経営者が自分が責任をとれる範囲で企業の規模を考えるべきだ。
・大企業は社会主義で、中小企業が民主主義だ。
・14年度のまとめは、こういう形でホームページに載せたい。
・きすう会は変わるというけじめをつけるには、どういう形にすれば良いか?
・当初の目的は達成した、自由闊達な場は継続してほしいが、次の目的を「次代のリーダーを育成する」など明確にして再スタートしないと、きすう会の活動がぼやけると思う。
・成功した部分も大きい。各委員会で扱っていないもの等をきすう会で議論すれば良い。同じような所をグルグル回っているようでもサロン風に議論を尽くすことは大切だ。結論を発信するとなると、雰囲気が重苦しくなるが、きょうの幅広い議論をまとめると次のステップが見えてくるのではないか。大きく総括することは必要だ。どの分野でどうするかは、整理することは必要だ。
以上
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