広島経済同友会
 
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「お菓子を食べながらけんかする子はいない」
大谷 博国

 和菓子は、非常に健康によい食品である。和菓子によく使われる小豆はビタミンB1の宝庫であり、このビタミンB1と砂糖の糖分が結びつくと、脳の唯一の栄養源となる。だから、私は、受験生を持つ親には「夜食にぜんざいを食べさせたらどうですか」と言っている。

 お菓子ひとつをとっても、古くから豊かな文化をもっている。この文化というものを大切にする気持ちを、学校教育でもっと子どもたちに教えていくべきだと思う。そうしないと、他人のものを汚しても平気な子ども、他人の苦しみに気づかない子ども、そんな子どもばかりになってしまうのではないだろうか。文化を大切にする気持ちが、人やモノを大切にする心につながっていく。広島は文化の形は整っているが、子どもたちの文化に対する関心がまだまだ薄いように感じる。

  お菓子の心は、平和の心だ。お菓子を食べながら喧嘩をする人はいない。お菓子を食べるときは、家族団欒の時、恋人同士の語らいの時など、非常に心の豊かな時だ。だから私たちは、お菓子を作ることは平和を創造することだと思いながら、お菓子を作っている。