三原支部


(事業方針)

世界は、3年前より続く新型コロナウイルス感染拡大による経済の停滞、環境破壊に伴う自然災害の多発、ウクライナ紛争により地政学リスクの警戒感が高まり秩序が混乱し、資源の高騰、品物不足によりライフラインへの影響が懸念される。いまだ解決に向けての糸口が見えず先行き不透明な混沌とした様相を呈している。

一方で、コロナ対策における様々な場面でのIoT・AI(人工知能)技術の確立及び導入スピードは目を見張るものがあり、新たな時代の息吹を感じることができた。

三原の経済に目を向けると、乗り越えなければならない構造的な課題を数多く有している。特に人口減少・超少子高齢化は深刻さを増している。この問題はあらゆる分野に影響をもたらし、経済面では市場の縮小、人手不足の深刻化という形で生じてきているように思える。これらを克服していく可能性として、AIの活用は有効的な手段と考えられる。

そこで、今年度、広島経済同友会三原支部では「AIの活用」をキーワードに、我々が目指す「ひと・しごと・まち」の好循環を整備し「ええまち三原」の実現を進めていきたい。

加えて、会員一人ひとりが自己研鑽に努め、志を共有し行動することが周囲の共感の輪を広げ、共鳴をもたらし、その結果、会の存在意義が高まり“わがまち三原”に新たな付加価値を生み出す事に繋がり、新常態と呼ばれる環境変化にも柔軟に対応していくことになると考える。

そこで、新たな挑戦の一つとして、昨年からご縁を頂いたロードレースチーム「VICTOIRE広島」を軸として、三原市や関係団体と連携しまちの活性化に向けた支援を行う。

さらに、みはら『鯉の城下町』構想を発表し、三原城跡本濠への“世界一の錦鯉の放流”を実現させたが、その次のステップに向けて模索していき、魅力ある三原の歴史・文化発信のため、引き続き関係諸団体とともに検討・整備を重ねていきたい。

(事業計画)

(1)ひとづくりへの取り組み
  ・AIの活用研修・勉強会
  ・会員同士の異業種交流・意見交換
(2)しごとづくりへの取り組み
  ・AIによる市内既存企業の活性化及び分析
  ・関係人口創出・人口減少対策、情報発信力強化、事業継承などの勉強会等の開催
(3)まちづくりへの取り組み
  ・AIに特化したまちづくりの調査・研究
  ・提言に向けての調査・研究
  ・ロードレースチーム「VICTOIRE広島」の支援
(4)オール三原への取り組み
  ・三原市・三原商工会議所・三原観光協会との意見交換の場「三原未来の会」に参画し、
   協力・連携し地域の力を伸ばして行く。
(5)会員増強