まちづくり委員会


まちづくり委員会は、広島経済同友会の活動テーマである「広島を“いかそう”」のもと、新時代に適応した持続的な発展を目指し、新型コロナウイルスによってもたらされた問題や新常態と呼ばれる環境の変化を踏まえ、広島県全域を視野に入れた「まちづくり」の観点から広島県の優位性の最大化を推進するための活動をおこなっている。

当委員会では、昨年度、広島を元気なまちにしていくために、地域それぞれの都心部、中山間地域等の役割を仮説立て、県全体をつなげていくための具体的施策、「組織の一元化」、「情報の一元化」、「コンテンツのブラッシュアップ」の重要性について、提言をおこなった。

先行きが見通せない不確実性の高い現下において、少子高齢化、労働人口の減少、転出超過等の喫緊の課題を解決し、広島をさらに魅力あふれる地域にしていくためには、各地域それぞれが保有する広島ならではの個性を再発見し、磨き上げ、発信をおこなっていく必要がある。

また、まちづくりは産業の発展、文化振興、観光振興等、様々な分野を推進していくための土台である。提言をおこなった具体的な施策を実現させるためには、ひとづくり、しごとづくりの分野との連携を強め、オール広島でコンテンツ、プロダクトを創出し磨き上げ、さらには発信をおこなっていくことが必要不可欠である。また、今年の3月には旧広島市民球場跡地イベント広場(HIROSHIMA GATE PARK)がオープンし、来年の2月には新サッカースタジアムが完成するなど、産業や文化、スポーツなどを発信する場が再開発によって整備がなされている。場を活用したまち・人々・企業等のにぎわいを創出するためには、部門間の連携をより強固にしていく必要がある。

今年度については、広島ならではの個性を活かし、具体的な施策を各地域間で実践していくための活動を、支部・部会・委員会連携を含め、各部門と横断的に推進していく。また、今年の5月開催されるG7サミットやポストサミットという視点も踏まえたうえで、引き続き、広島県観光連盟をはじめとする関係行政機関や、まちづくりに係る団体と行政の連携をおこなっている官民連携のまちづくり組織である「広島都心会議」とも積極的な協業をおこなうとともに、先進事例の視察等も踏まえながら、広島ならではの「イイモノ・イイコト・イイトコロ」を活かした活動と発信を実践していく。