







広島経済同友会は、昭和31年3月、日本経済の進歩と安定、会員相互の啓発、親睦を図ることを目的として、当時の企業人有志が結集して誕生した集団であり、一貫してより良い経済社会の実現、国民生活の充実のための諸課題に率先して取り組んでいます。
本会の特色は、企業経営者が一企業や特定業種の利害を越えて自由な活動を行うところにあります。
会員ひとりひとりが、より広い視野と自由経済社会の担い手であるという自覚のもとに、日々変化する経済社会の諸問題について議論を深め、社会に訴えていくことも大変重要な活動です。
そのため、本会ではさまざまなテーマについて、調査・研究・討議を積極的に推し進めています。
その成果として生まれた提言は政策当局、産業界をはじめ、広く社会に対して影響を与えています。とりわけ地域の活性化には強い関心を寄せ、これまで数多くの提言を行ってきました。また、各地経済同友会とも緊密に連携し、交流を深めています。
広島経済同友会は常に自主性と独自性をもって、新しい時代に向けた活動を展開しています。
総務部会(岡本直樹部会長)は11月30日、ハイブリッド形式で開催し、計12人が出席した。岡本部会長は挨拶の中で、女性会員のつどい(11月13日開催)で体験したコンピュータープログラミングに触れ、「この分野には『思った通りには動かない、書いた通りに動く』という言葉があると聞いた。論理的思考とそれを指示する正確な言語の組み立てが必要という意味。私たちの生活の様々な場面にも通じると感じた」と述べた。続いて谷口康雄事務局長が11月の活動と12月以降の予定を報告。当会70周年企画の一環で計画する全国経済同友会セミナーへ向けたスケジュール方針の概要説明もあった。また、会員異動状況の報告もなされた。
ものづくり委員会(向田光伸委員長)は11月22日、23人が出席して開かれた。向田委員長の挨拶を受けて、委員会事務局から今年度活動の報告があり、「ものづくりはひとづくり」の観点から取り組んでいる三つの実践講座の現況などが示された。続く卓話では、西日本電信電話(株)エンタープライズビジネス推進部門の永谷由作氏が「最新のDX・生成AIの動向について~DX共創拠点『LINKSPARK』の取組み~」を、(一社)アシストスーツ協会代表理事の飯田成晃氏が「ものづくり委員会 企業をつなぐ活動企画 アシストスーツ業界の現状」を話した。アシストスーツの試着、「LINKSPARK広島」の視察も行われた。
令和5年度の備北都市懇話会が11月14日、三次市で開かれた。備北支部の担当で、武田龍雄、小田宏史両代表幹事をはじめ計84人が集った。参加者は2班に分かれ、日本妖怪博物館を見学。植田千佳穂館長の案内で、三次に伝わる「稲生物怪録」をはじめ日本人の暮らしと身近に関わるとされる妖怪の世界を堪能した。また、三次の観光鵜飼の担い手の一人、三次鵜匠会の日坂文吾会長から、鵜飼の現状や鵜の生態について説明を受ける場も設けられた。講演会では、妖怪研究家・民俗学者で妖怪博物館名誉館長でもある湯本豪一氏が「日本の人々の暮らしと妖怪」のテーマで話した。引き続いて懇親会が行われ、参加者は和やかに語り合った。
11月の幹事会が9日、ハイブリッド形式で開かれ、武田龍雄、小田宏史両代表幹事をはじめ計87人が出席した。武田代表幹事は、祭りやイベントなど各地で「賑やかな秋」が復活したことに触れて挨拶。「インバウンドの多くはユニークな体験に関心を寄せるとされる。オール広島で情報を共有、連携して対応していけたら」と述べた。続いて各支部・部会・委員会から10月の活動状況と11月以降の予定の報告があった。また、新入会1名、交替5名、退会1名の会員異動を承認した。卓話は、呉工業高等専門学校環境都市工学分野の神田佑亮教授が「まちづくりとイノベーションとアクション~まちづくりの効用~」のテーマで事例を示しながら話した。
ひとづくり委員会(冨山次朗委員長)は11月8日、新入社員パワーアップ研修のDAY4を集合形式で実施した。この日のテーマは「主体的に行動する~信念・価値観を活かす~」。オンライン形式のDAY2、3も担当した(株)メイツ中国の竹内啓太講師が対面で講義した。受講生は4~5人でのグループワークを通じ、事前課題で各自がまとめた「先輩インタビュー・日々の仕事で大切にしていること」を発表し合ったほか、ドミノ倒しの継続時間の長さを競うグループ対抗ゲームを通じてPDCAを実践する演習に取り組んだ。これらを通じて受講生は、主体的に行動すること、自身で変化し行動し続ける重要さなどを考えた。
ひとづくり委員会(冨山次朗委員長)は11月8日、委員会を開き、19人が出席した。冨山委員長が挨拶に続いて今年度「新入社員パワーアップ研修」の経過を報告。研修は昨年度より1回多い5回の分散開催とし、オンライン形式で2回、対面で3回の予定で実施中であると紹介した。最終回(来年2月か3月)に計画する広島の経営者と受講生との座談会「車座談義」への参加も呼びかけた。各委員は同日の委員会後に開催された新入社員研修(DAY4)の模様も視察した。このほか、下半期予定の「価値創造セミナー」や、先進地視察の準備状況の説明があり、冨山委員長は「概要や具体的な日程が固まった段階で案内したい」とした。