「新入社員パワーアップ研修参加者交流会」の開催


ひとづくり委員会(委員長 川妻 利絵)は、2月10日、広島市中区のリーガロイヤルホテル広島において、昨年6月20日~22日にかけて実施した新入社員パワーアップ研修に参加した新入生やメンター、講師、ひとづくり委員会のメンバーが集い「「新入社員パワーアップ研修参加者交流会」を開催しました。

その模様について、ひとづくり委員会より「報告書」が届きましたので、写真と共に掲載します。

乾杯の挨拶

リーガロイヤルホテル広島にて2月10日(金)に、平成28年度の「パワーアップ研修参加者交流会」が開催された。

研修生に加えて、車座談義にご参加いただいた同友会メンバーの方々、メンター、スタッフが参加した。各グループに分かれての着席ということで、開始前から半年ぶりに会う参加者同士、お互いの近況報告などが活発に行われた。

開会にあたっての森信代表幹事の挨拶では、参加者に対して「(パワーアップ研修後の)半年間で、何か壁にぶつかりましたか」と問いかけた。

広島の今後を背負う多くのリーダーが育ってほしい、という意識で始めたパワーアップ研修は今回で8回目となり、来年度も改善を重ねながら行う予定である。

交流会では、地域経済委員会委員会の伊藤豪朗委員長に「多様な食資源を活用した広島エリアのブランド化推進について」というテーマで講話を頂いた。

「広島」と聞いたときに連想する内容が、広島県在住者と首都圏在住者で異なり、せっかく良い資源を持っているのに知名度や認知度が低い、そのためにデパートでの物産展も開かれず、知名度は高まっていかない、という悪いサイクルができあがってしまっている。

一方で、広島県に来た人たちの満足度は高く、訪問回数が増すごとに満足度が高まっていく、というデータもある。

地域の「食」ブランドづくりの先進県である熊本県や鹿児島県のように目に見える形の経済効果を生み出すためには、官民双方で担当者の熱意が必要である。

すぐに成果が出ないからといって投げ出すような意識ではなく、数十年先を見据えての行動をしてほしいということで提言を行った、ということであった。

また、伊藤委員長自身のご経験などから「ひとづくり」の観点からのアドバイスもいただいた。

「やりやすいことより、正しいことを」「ルールを破るためのスペースを設けておけ」といった言葉とともに、上司や先輩、そして来年度入ってくる、後輩の新入社員との関係を構築しながら、会社と自分の成長に寄与する人材になってほしい、という激励のメッセージを頂いた。

川妻委員長は半年ぶりに参加者と会った感想として、「半年前より成長を感じる」とのこと。

異業種交流を深め、長く企業に定着して、10年、20年後に地域と会社を引っ張る人材に育ってほしい、というメッセージを送った。

各グループのリーダーによる乾杯の発声とともに始まった懇親会では、各テーブルに着いた車座談義講師やスタッフとともに、配布されたパワーアップ研修の報告書を見ながら研修の内容を振り返ったり、改めて自分や仲間の「決意文書」を読んで、今感じること、がんばっていること、悩みなどを語り合い、また研修ではなかなか時間のとれなかった、グループ間の交流も生まれるなど盛会の中、パワーアップ研修の運営をご担当いただいた近畿日本ツーリスト中国四国広島支店の田中支店長の挨拶にて閉会となった。

懇親会の様子