まちづくり委員会

まちづくり委員会は、広島経済同友会の基本方針である、「しごと」が生まれ、「ひと」が集い、「まち」が活性化する好循環を、「まちづくり」の観点から推進するために、広島県全域を視野に入れ、「まちづくり」に取り組む委員会として、今年度発足した。

その活動のベースとなるのは、これまでの「都市機能委員会」と「広島地域活性化委員会」の活動である。

「都市機能委員会」では、広島の賑わいづくりの起点となる「都心部の機能更新・まちづくり」を中心として調査、研究をしてきた。平成28年3月に提言を行い、委員等の方々からいただいた多くのご意見やアイデアをベースとして、この広島が50年後も輝き続けるためには「今、何が必要か」という観点から、まちづくりに必要な考えや方向性を示し、問題提起をしている。以降、提言したら終わりではなく、実現のためのアクションを起こしていくことが重要であるとの議論から、提言内容の具現化に寄与できる活動、まさに「汗をかく」活動を開始している。

そして、「広島地域活性化委員会」では、中山間地域などの地域が自立するための地域振興、活性化の基盤となる「地域づくり・まちづくり」に焦点を当て、調査、研究をしてきた。平成27年から行ってきた県内市町の現状や課題、それぞれの特性などの調査、検討に加え、県内市町の策定した「地方版総合戦略」を整理、分析し、それぞれの地域のあるべき姿について議論を行っている。その成果として、平成29年3月に、地域の実態に即した、より実効性のある「地域づくり・まちづくり」の方向性を示している。

当委員会では、引き続き、これら両委員会で行った提言などを推進・実現していくために、より具体的な提言や提言内容の具現化に寄与できる活動を行っていくとともに、両委員会での知見を活かし、都心部から見た中山間地域、中山間地域から見た都心部といった双方の立場で提言などを見直すことで、新たな取組みが見えてくると考えている。

また、多くの都市が、人口減少・超高齢化、地球環境問題の深刻化、防災への取組み、公的資産の老朽化などに加え、厳しい財政状況の中、まちの賑わい、市民生活レベル維持・向上のため、集約型都市構造、いわゆるコンパクトシティへの転換を目指している。

一方では、一つの都心部と、連動する拠点地区という考えだけではなく、都心部の連携、都心部・拠点地区・周辺都市・中山間地域の繋がり、役割分担といった検討も必要である。

改めて、広島県におけるまちづくりの状況、各まちの繋がりや役割などを「俯瞰」するとともに、提言の内容や括り、時間軸などに捉われない、忌憚のない自由な意見交換により、新たな課題の洗い出しを行い、広島全体の活性化、ひいては中四国地方の活性化にも寄与し、共に成長できるような提言をタイムリーに行っていきたい。