文化振興委員会


文化振興委員会は、昨年度の活動として、広島では最後の開催となる国内外のプロオーケストラの相互交流推進・演奏技術向上を目的とした「アフィニス夏の音楽祭2017広島」の実行委員会に参画し、歓迎レセプションやふれあいコンサートの支援を通じて、平和都市・広島の文化活動を国内外にPRした。

また、広島経済同友会の活動テーマである「広島の未来を『創る』~しごと・ひと・まちの好循環を目指して~」に基づき、『文化の振興による“まち”のにぎわいの創出』について調査・研究に取り組むこととし、まずは以下のテーマで勉強会を開催し知識の共有に努めた。
・「公益財団法人ひろしま文化振興財団の現状と今後のあり方について」
 *当財団は、広島経済同友会の提言を受け昭和54年に設立された財団で、地域文化の振興事業や   文化活動への助成事業などを行っている。
・「広島の文化の棚卸と活用の方向性について」
・「文化を感じることができる“まちとくらし”について」

その後、広島県の文化の現状や課題を確認するとともに、調査・研究の対象とする具体的な文化を絞り込むことを目的として、同友会会員を対象に「広島県の文化に関するアンケート」を実施した。本アンケートで、広島県が誇ることができる文化として具体的名称で挙げられたものは、1位が広島東洋カープ、2位が神楽、3位がお好み焼き、4位が原爆ドーム、5位が厳島神社であったが、今後の発展性や経済効果などを勘案し、ひろしま神楽をメインに据えて考えていくこととし、ひろしま神楽についての基礎的な知識を共有するため、専門家を招いて勉強会を実施した。

今年度は、引き続き、ひろしま神楽をメインに据えた“まち”のにぎわいの創出について、調査・研究を進める。勉強会を通じて、ひろしま神楽に対する行政や各地域の取組みなどを把握するとともに、郷土文化の伝承・振興に積極的に取り組んでいる先進地の視察を実施する。また、提言をまとめるにあたっては、ひろしま神楽というコンテンツの単なるエンターテインメント性の追求や観光資源としての活用にとどまることなく、神事として誕生した歴史のある神楽の本質を伝えていくことや、例えば、地酒をはじめとする食文化や音楽との融合など、他の文化的要素も織り交ぜながら、具体策を考えていきたい。