国際委員会


当委員会の活動を大きく制限してきた新型コロナウイルス感染症は未だ脅威が残るものの、社会経済活動は回復フェーズへと向かっている。感染症法上の位置づけが5月に5類へと変更されるのに合わせて様々な規制緩和が予想されている。円安やインフレの進行で視察コストは高まってはいるが、今年度は4年振りに海外経済視察が再開される年としたい。多くの会員の皆さまに視察に参加してもらうため、利便性の観点から広島空港で今年1月より運航が再開した広島-台北線を活用し国全体のDX化で日本より先行する台湾を主たる目的地に据えたい。

多くの企業にとってもDXは生産性や競争力向上の観点から最優先で取り組むべき課題であり、会員ニーズとも合致するものと考えられる。また当同友会はものづくりに携わる企業が多いが、台湾には最先端の半導体工場が立ち並ぶエリアもある。例えばそうしたエリアの視察も加えるなどして、様々な気づきや学びが得られるようなプログラムを考えて参りたい。日程によってはもう一か国程度を視察先に加えたいと考えている。

広島に在住する留学生を支援する目的で、ひろしま国際センターと共同で開催してきた「広島経済同友会会員と留学生の交流会」もコロナ禍の中、4年連続で延期しているが今年度は再開を予定している。また国際情勢に精通した方をお呼びする講演会の開催も行いたい。